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2008/06/23

蜜月(ナターシャと・・・)⑥

地理と医学の狭間に

フリー百科事典『ウィキペディア』によると、

ソビエト連邦時代の1938に分割、改組されて沿海地方(Приморский край)になっているが、その後も日本語では慣用的にソ連・ロシア領のこの地域を指して沿海州の呼称が用いられた。現在、ロシア連邦の連邦構成主体のひとつとして存続している沿海地方を指しても沿海州ということがしばしばみられるが、ロシアの行政用語で「州」と訳されるオーブラスチ (о́бласть) と、沿海地方の「地方」にあたるクライ(край) は訳し分けられる別々の単語であるので、現行の沿海地方を沿海州と呼ぶのは俗称というべきものである。なお、より厳密に訳せば、この場合の「プリモルスキー(Приморский)」は「プリモーリエ(Приморье)」の形容詞形であるので「プリモーリエ地方/沿海州地方」という意味に取ることができる。

沿海地方に分裂される以前の沿海州は、極東ロシアの日本海沿岸、シホテアリニ山脈の一帯とハンカ湖沿いの平地を合わせた領域で、現在の沿海地方ハバロフスク地方南部を合わせたものであった。>

とある。

更に、“ロシア情報ステーション”によれば、

<沿海地方は、極東地域で最も経済が発展している地域である。同州の経済規模は、極東全体の約30%主要な産業は、燃料・エネルギー産業、交通など。

位置・面積

沿海地方は、極東の最南東に位置し日本海に面している。日本海と接する沿海州の海岸線は1,350km。同州西部は、北朝鮮(国境の長さは60km)中国(同750km)、北部はハバロフスク地方と接している。

沿海地方の面積は 165, 900平方km。これはロシア連邦の0.97%にあたる。面積の広さは、89の連邦構成体中26番目。 
沿海州は、内陸部分と様々な島から成り立っている。島の名称の多くは、極東を発見あるいは調査した海洋探検家の名にちなんで付けられた。

沿海地方最北端から最南端までの距離は900km、東西の長さは430km。同州の面積は、ベルギー、オランダ、デンマーク、スイスを合わせた面積よりも大きく、北海道の2倍ほどの大きさである。

沿海地方は,アジア太平洋地域の中国、北朝鮮、日本、韓国など重要な国家と近く、面積も広大で、地政学的に非常に重要な位置を占めている。
沿海地方最大の川は、アムール川に注ぐウスリー川。また同州には、極東最大の湖ハンカ湖がある。

人口・民族構成

沿海地方の住民の87%はロシア人。その他に、ウクライナ人、ベラルーシ人、ユダヤ人、ポーランド人、ドイツ人、タタール人、モルドバ人、韓国人、中国人などが住んでいる。
ロシア人が最初にこの地域を訪れたのは17世紀の初め。19世紀半ばから定住するロシア人が増え始め、20世紀に入ってからは、地方全体に定住するようになった。
沿海地方は、極東地域の中で最も人口密度が高い。200211日のデータによると、同地方の人口は2124,700人。人口密度は、1平方kmあたり13人。州民の78%が都市部に住んでおり、平均年齢は36歳である。
沿海地方の首都はウラジオストック(人口=606,000人)。ウラジオストックからモスクワまでの距離は9,302km、時差は7時間である。他の主要都市は、ナホトカ(経済自由地域 人口16万人)、ウスリイスク(同67,000人)等。同地方の主要港は、ウラジオストックとナホトカである。
研究者によると、沿海地方に最初に定住した民族は、旧アジア少数民族のツングース満州人であった。時期的には56,000年ほど前と言われている。原住民の子孫(ナナイ、ウデゲイツ、アロチ族等)が同地方の人口に占める割合は1%未満である。
沿海地方の74%が森林地帯で、狼、虎、熊などが生息している。

気候

 沿海地方東部には、シホテアリニ山脈がある。同地方の気候は、全体的に湿度の高いモンスーン気候。しかし、西部の気候は大陸性で、冬は寒く夏は暑い。東部の冬は暖かく、夏は曇りが多く涼しい。
冬一番寒い地域は、ウスリー川地域とシホテアリニ山脈地方である。これらの地域では、1月の平均気温が-20度。一番温暖な地域は、南部と日本海に面した東部(1月の平均気温は-10度)。一番温暖なのは内陸部で7月、沿岸地域では8月。7月の平均気温は18度。年間降水量は600900mmで、夏には台風が発生する。

政治・経済

1860年の北京条約により、ロシアの沿海地方地域への影響力が強まった。192022年まで、同地域は極東共和国に属していた。同共和国は192211月、ロシア連邦の一部となっている。沿海地方という自治体が創設されたのは19381020日。
沿海地方の主要港では、ロシアとアジア太平洋地域諸国との貿易が行われている。また同地方は、アジア太平洋地域と欧州をつなぐ役割も果たしている。沿海地方に積み上げられた貨物は、1112日かけて欧州に運搬される。
沿海地方には機械製作企業、軍事関連企業がある。軍事関連企業では、世界的に有名な軍事用ヘリコプターKa-50Ka-52なども生産されている。
同地方の産業の中で、食品産業が54.5%を占めている。沿海地方は、年間100万tの魚介類を生産し、シェアはロシア全体の15%を占める。缶詰など保存色のシェアは、ロシア全体の6%。沿海地方で採れる主な魚介類は、カニ、エビ、イカ、タコ、ウニ、ニシン、カレイ、コマイ、スケトウダラ等。
鉱工業生産の18.5%を占めるのが電力だ。しかし、同地方のインフラは十分に整備されておらず、冬季に毎年暖房が止まることが重要な問題となっている。
同地方の発電所は、主に石炭を原料に発電を行っている。沿海地方には約100の炭田があり、埋蔵量は約24億トン。石炭の年間生産量は、ロシア全体の4.5%にあたる1,000万t。石炭生産が最も盛んなのはアルチョム市。また、ヤクーツク、イルクーツク、ケメロヴォ州から年間3400万tの石炭が購入されている。
沿海地方はまた、ホウ素、鉛、錫、タングステンなどの生産で知られている。ダリネゴルスクのホウ素生産はロシア最大級。また同地方には、50以上の金山がある。沿海地方は銅生産でロシア一、年間生産量は約7,000tに達する。

 沿海地方の気候(夏季の気温と湿度が高い)は、ロシアの他地域とは異なる農産物生産に適している。同州では、温暖地域で生産される米、大豆、ブドウなどが栽培されている。

 沿海地方がロシアの国内総生産に占める割合は1.3%。同地方の平均賃金は200011月の時点で2,741ルーブル(96米ドル)で、ロシアの平均よりも9%高い。失業率は、ロシアの平均と同じ12%。沿海州の住民の38%が貧困層に属している。

 現在の同地方知事はセルゲイ・ダーリキン氏(2001年知事選で選出)。>

と記されている。

 いずれの文献を読んでも沿海州と沿海地方が混同されていて良くわからないのだが、総じて、朝鮮半島東部からカラフト島の間宮海峡までの大陸側日本海沿岸に広がる広大な台地を、その昔、沿海州としていたらしい。

貴史は仮説を立てた。

続く

2008/06/23

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